入院中のこと〜産後1週間
よく言われることだけど、産後すぐ、入院中のハハは忙しい。お産でボロボロになった自分のカラダを労わりつつ、赤ちゃんのお世話がスタート。その合間に、来客があったり、診察があったり、実習やいろいろな書類書きがあったり……。
1日があっという間に過ぎていく。
まず産後1、2日は朝、トイレに行く、顔を洗うというレベルから大仕事だ。傷は痛むし、腰に違和感はあるしで、ひとつひとつの行動が「…では行くか! よいしょ」と気合を入れたものになる。赤ちゃんってカワイイなあ〜なんてかみ締めているゆとりはない! こちらの病院では、希望者はいつでも、使い心地のよいふかふかの円座(ドーナツ型クッション)が借りられるのだが、病室でもロビーでも洗面所でも座ろうと思ったら、眼はマイ円座を探してる日々……。円座を肩にかけて歩いてるツワモノもいるいる。
さて、赤ちゃんの世話に関して、一番たいへんなのは、授乳のペースを掴むことだろう。産まれたばかりの赤ちゃんなんて、ほんのちょっとしかおっぱいを飲みゃしない。
ふにゃふにゃした赤ちゃんを、カチコチに緊張した腕で支えて、なんとか乳首をくわえさせても、ちゅぱちゅぱと4、5回吸って、すぐはずして泣き出すか、疲れてくたっと寝てしまう。何度も挑戦して、ちょっと飲んだかな?と思ったら、もう30分経過。立て抱きにして、背中をトントンしてゲップをさせ、オムツを替え、自分がトイレに行って帰ってくると、え? もう次の授乳時間! という感じ。
でもこれが重要なのだった。ベビーが吸えば吸うほど、分泌がよくなるのが、母乳育児の神秘。
何日か経過し、病院の廊下を、ヨロヨロからソロソロ、そしてスタスタ歩ける頃には、赤ちゃんもなかなか飲み上手になっており、ほんの少しだけ顔つきもカラダつきもしっかりしたような気がしてくる。
そして自分なりのリズムができたかな?って頃に、もう退院なのだった。
入院中のメモ日記
産後1日目
- ★麻酔が切れ、傷の痛みで目が覚める。ズキズキして起き上がるだけでも涙、涙! 昨晩、赤ちゃんは、新生児室に預かってもらったので、すぐにでも顔を見に行きたいけど、それどころじゃない感じ。朝食後、痛み止めをもらう。9時頃、初めてのおっぱいタイム。
- ★うみくん(赤ちゃん)は、両目をつぶったまま、真っ赤になって大声で泣いている。おっぱいが張ってこないのだが、とりあえず吸わせてみる。その後、預けて、初シャワー。傷の痛みを忘れるほど気持ちいい〜。その後、内診と傷の消毒。こんな痛いのに、触られたら耐えられない!と思っていたけど、さすが先生は上手。そんなに痛くない。
- ★上の子からの手紙を持って、夫が来る。家族の顔を見るとほっとする。上の子は、保育園で、さっそくうみくんが産まれた話を先生や友達にしたそう。早くそら(上の子)に会いたい。続いて、母、伯母が面会に来る。「そらに似てるわね〜」が共通コメント。
産後2日目
- ★同じ病室のママ3人と、初の24時間母子同室に挑戦! が、私は深夜に傷が痛くてリタイア。2時から6時まで新生児室に預かってもらう。続けて4時間寝かせてもらえるだけでも感謝!
- ★集団での沐浴レッスンは、第2子ということでパス。個別に沐浴指導をしてもらった。久々の沐浴に、以前、腱鞘炎になったのを思い出す。赤ちゃんって、つるつるすべる。特にひっくり返して背中を洗うのが難しいのだった。
- ★朝、昼、夜ともご飯がおいしい。ごくごくフツウの焼き魚とか煮物なんだけど。友人が面会に来てくれて、差し入れてくれたお菓子をつまみ喰い。
- ★思ったより、おっぱいが張ってこない。前回はカチコチで痛かったのに。助産師さんによると、よく出ているし、赤ちゃんもよく吸っているとのことだけど。
産後3日目
- ★朝6時に採血で起こされる。傷のところ、鈍い痛みに変わり、やっと動けるようになった。円座に座るときも、ピリッとした感じがなくなって来た。内診でも経過順調と言われる。恐怖の体重測定もある。8キロ増えたのに5キロしか減ってないんですけど……。「まだまだこれからよ。正常ですよ」と助産師さんはいうけれど。
- ★咽喉がやたら渇く。授乳回数が多いからか? 1日中、授乳室にいる感じだ。
- ★同室さんが、1日早く退院。洋服を着て、メークをして、赤ちゃんにもかわいい服を着せて、社会復帰!
- ★早くも退院指導。助産師さんから、退院後の生活についての注意点など、お話がある。調乳指導を断ったので、この時粉ミルク1缶はじめお土産をもらう。
- ★さく乳指導。3日目なのに、まだ張ってこない。2人目ってそんなものか?
- ★夜、そらに電話。「明日、退院の時、会えるね」。家が遠いこと、病院での院内感染などを考え、上の子はまだ赤ちゃん&ママに会いに来ていない。「そら、がんばってるの。明日いくね」の声で、ものすごく会いたくなる。
- ★姉が退院用のベビー服をプレゼントしてくれた。車で帰るから不要と思ってたけど、駐車場が離れているので寒いかも。クマさんの耳つき。ありがたい。
- ★23時、深夜1時、そして3時、次が5時かと思えば、4時半のおっぱい。なんだか昨日より間隔が狭まってないか? 5時過ぎにベッドに戻ると、起床時間の7時過ぎまでぐっすり。でも助産師さんは容赦なく起こしに来てくださる。「うみくん、おっぱいって泣いてますよ〜」と。
産後4日目
- ★赤ちゃんの退院検査があり、午前中はお預け。そういう間は、ミルクを飲ませてくれるのがこの病院の方針。いなければいないで、なんだかさみしい。いや、これからはずっと一緒なんだから、と荷物をまとめる。複雑な母心?
- ★昼前に夫とそらが到着! そら、大きくなった! 背が伸びたし、顔つきもしっかり見える。出産ホルモンのせいか、涙腺に来てしまう。そら本人は、赤くてふにゃふにゃの弟をみて「かわいい……」と感慨無量な様子。でもやたら抱きたがるのには困った。
- ★助産師さんたちに挨拶をして、退院! 初めて外に出て、車に乗るうみくん。御茶ノ水の喧騒を抜けて高速へ。夫とそらの話を聞きながら、うつらうつらする私……。途中、サービスエリアで休憩。初の車内での授乳をする。おっぱいってこういう時、便利だ。
(つづく)
入院中に差し入れてもらった(!?)退院用ベビー服。